マチュピチュを通して考えたこと
私が、行ってみたい場所ベスト3に入る場所、天空古代都市「マチュピチュ」。1983年に複合遺産として世界遺産に認定されました。一説には、宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」のモデルとなった場所とも言われています。天空都市と言われるだけに、マチュピチュへのアクセスは大変です。拠点となる街クスコから電車に乗り、終点からまたバスに乗り継いで、はるばる雲上まで向かうような急勾配を登り続けます。すると、突然マチュピチュが現れるそうです。
山の頂上をスパッと平らにしたような地にあるマチュピチュは、そのアクセスの悪さゆえに、歴史から抹消され、ひっそりこの地に佇んでいたのです。しかし、何故そんな不便な場所に空中都市という発展した文明が創ることができたのか…。さらに不思議なのは、誰かから侵略された形跡もないというのに、苦労して作ったであろうこの街から、ある日住民が忽然と姿を消してしまい、その後の住民の行方はまったくわからないということ。それゆえ、マチュピチュは「失われた都市」との別名をとり、完全な形でインカの文明を残す街として知られています。多くの謎に満ちたペルーのマチュピチュ。そこは、地球のエネルギーを感じずにはいられない神秘的ななにかがある場所です。
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